朝刊
第142期
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トレーディア
新聞THE TREDIA SHIMBUN
トレーディア暦2年11月第2週
秋季
本日10面
主な記事 緑丘公国が滅亡 チェスが究極繁栄賞 アルガに宰相 黒潮の首都に砲弾 火災で38,300人 銀嶺が石材を落札
総合緑丘公国滅亡1

緑丘公国、ついに滅亡
オリョルッル軍が首都占領

最後の抵抗むなしく山岳兵全滅 兵站2か所で予備兵2,000人投降

人がいなくなった丘の町へ入る兵
王国軍が占領した首都緑丘。店を閉めた市場の前を兵士が通る。

緑丘公国は第142期、オリョルッル王国軍に首都緑丘(16,46)を占領され、国家としての歴史に幕を閉じた。公国は国家一覧から姿を消し、所属していた同盟軍からも除かれた。長く続いた両国の戦争は、公国滅亡という結末を迎えた。

公国第32軍山岳兵は王国軍に最後の抵抗を試みたが、反撃を受けて全滅した。兵站2か所では計2,000人の予備兵が投降。工場(16,48)も王国領となり、資金100億円が接収された。首都で予定されていた徴兵は、王国軍による占領で中止された。

前期まで人口19,700人、兵力24,000人、領地7区画を保有していた公国は、独立国としての存在を終えた。最後の交戦と拠点の陥落は2面に詳報。

相次ぐ都市と兵站の喪失 最後の拠点も守れず

緑丘は王国軍との長い戦争で領土と軍事拠点を失い続けた。第137期には現代都市ノルミアが陥落。第138期には軍港と兵站基地を失い、兵員補充と輸送に打撃を受けた。第140期には首都区画の歩兵部隊が消滅し、第141期にも第32軍歩兵が全滅した。

第141期には桃谷連邦共和国から6,800人が移住した。新たな住民を迎えたその翌期、公国最後の山岳兵は戦闘で消滅し、首都を奪われた。

国を失った住民 占領後の暮らしは

前期の公国人口は19,700人。首都の占領により統治者が変わり、市場の商人は店を再開するにも王国の決まりを知らない。「店の看板は緑丘のままだ。兵隊が通っても、明日の仕入れを止めるわけにはいかない」と商人は話す。

王国軍は首都だけでなく兵站や工場も手に入れた。旧公国の住民が商売を続ける条件と、日々の安全をどう確保するかが新たな統治の課題となる。

第八丘を争った両国 領土問題も転機

両国には国境の小丘をめぐる「第八丘問題」があった。「七つの丘の国が八つ目を欲しがるのか」という緑丘側のからかいに、王国側は「八つ目ではない。数え直せば七つだ」と反論してきた。領土を争った公国は消滅したが、その歴史と住民の感情は占領後も残る。

チェスも人口1,000,000人突破 究極繁栄賞、世界3か国目

前期から19,800人増の1,005,100人 市場に「しろしろ!」の歓声

チェス=シロバキア共和国は第142期、人口が前期の985,300人から19,800人増え、1,005,100人となり、究極繁栄賞を受賞した。第132期のなのです主義人民共和国、第141期のオリョルッル王国に続く世界3か国目となる。

パンと駒の並ぶ市場で腕を上げる人々
チェス=シロバキアの市場。受賞の知らせに歓声が上がった。

オリョルッルのファン「しろしろ!」 次の受賞を祝う

前期、オリョルッル王国の受賞を祝う市場では、チェスのアイドル「しろしろ」を応援する王国民が「次の1,000,000人はしろしろの国だ」と声を上げた。その予想はわずか1期で現実となった。

チェスの受賞を聞いたオリョルッル国民のファンも、王国の中央市場で腕を振り上げた。「( ゚∀゚)o彡°しろしろ!しろしろ!」。独特の掛け声で隣国の快挙を祝う。「こんなに早く実現するとはね」とパン屋の男性は笑った。

チェスは今期の火災で14,700人が死亡したが、期末人口は1,005,100人。オリョルッルの人口は1,014,800人、なのですは993,500人となっている。

泰平、アルガの町を占領 食料50,000トンを徴発

泰平天国軍はアルガリスト帝国の町(46,40)を占領し、食料50,000トンを徴発した。首都アルガリスト(47,40)と大都市ヴァルセナは帝国領のまま。今期の戦果は泰平5,700人、帝国1,600人。帝国宰相の星書廉が声明を発表した。詳報3面。

黒潮首都に艦砲命中 住民700人が死亡

カペレナ王国の艦砲が黒潮自治国の首都(20,17)に2発命中し、300人と400人、計700人が死亡した。防衛施設(20,16)は累計3発の命中で破壊され、首都区画の第6方面軍歩兵も全滅した。詳報4面。

2か国で火災 死者38,300人

なのです主義人民共和国で23,600人、チェス=シロバキア共和国で14,700人が火災で死亡した。計38,300人。詳報4面。

戦況・論説緑丘戦線2

緑丘、最後の山岳兵も全滅
王国軍が首都制圧

兵站2か所で2,000人投降 工場から100億円接収、公国消滅

オリョルッルと緑丘の最後の戦場
オリョルッルと緑丘の最後の交戦地域。首都緑丘(16,46)、兵站(15,46)(17,47)、工場(16,48)が争奪の対象となった。

オリョルッル王国軍は第142期、緑丘公国の首都緑丘(16,46)を占領した。公国第32軍山岳兵は王国軍との最後の戦闘で全滅。兵站2か所の予備兵2,000人は投降し、工場も王国の支配下に入った。公国は独立国として消滅し、同盟軍からも除かれた。

第32軍山岳兵、最後の反撃 王国軍の攻撃で全滅

緑丘公国第32軍山岳兵は(15,48)から王国第28軍歩兵を攻撃し、王国軍に100人の損害を与えた。王国軍の反撃で公国軍は900人を失った。さらに王国第31軍歩兵が山岳兵を攻撃し、同部隊は全滅した。

王国第28軍へ攻撃を仕掛けた山岳兵は、同じ期に第31軍の攻撃で全滅した。今期の公国軍の戦果は、この山岳兵が挙げた100人にとどまった。

第142期の損害と累計戦果
王国軍の損害100人
公国軍の損害900人
王国軍の累計戦果52,800人
公国軍の累計戦果14,700人

累計戦果は前期から王国軍が900人、公国軍が100人増えた。

兵站2か所で予備兵2,000人投降

王国軍は公国の兵站(15,46)と(17,47)を占領した。各施設には予備兵1,000人が残り、合わせて2,000人が投降した。独立国の消滅後、投降兵2,000人の処遇は王国が担う。

首都での徴兵も中止

首都緑丘(16,46)で予定されていた徴兵は、占領によって中止された。兵員補充を図る最後の機会も失われた。

工場の王国軍へ艦砲射撃 公国駆逐艦、5期にわたり迎撃

公国駆逐艦は(17,49)から、自国工場(16,48)に侵入したオリョルッル王国軍へ艦砲射撃を続けた。第138期から5期にわたる攻撃で、今期は同艦に一斉攻撃の指令も出された。駆逐艦の対陸軍射撃では工場そのものも味方部隊も攻撃対象にならない。しかし王国軍を撃退できず、第142期に工場は占領され、資金100億円が接収された。

王国軍、黄砂同盟との開戦控える

オリョルッル王国の人口は1,014,800人、兵力583,000人、領地349区画、国庫14,607億円、食料2,657,000トン。第145期には黄砂同盟との開戦を予定する。緑丘の占領地を統治しつつ、次の戦争にも備えることになる。

占領された拠点
首都緑丘(16,46)
兵站(15,46)1,000人投降
兵站(17,47)1,000人投降
工場(16,48)100億円

前期の公国は人口19,700人、兵力24,000人、領地7区画。今期、国家一覧から消えた。

オリョルッル王国の国勢
人口1,014,800人
兵力583,000人
領地349区画
国庫14,607億円
食料2,657,000トン
本紙社説 緑丘公国の滅亡 占領者は住民の暮らしを守れ

緑丘公国は第142期、首都を失い、国家として消滅した。オリョルッル王国との戦争は、公国の独立を奪う結末を迎えた。

王国軍は首都を占領し、兵站2か所の予備兵2,000人を投降させた。公国軍の山岳兵も全滅した。都市、軍港、兵站を失い続けた公国は、ついに国土を守る力を失った。

緑丘は坂道の町並み、山羊乳や乳製品を使う食文化を育んできた国だった。オリョルッルとの間には、第八丘問題と呼ばれる領土争いもあった。国が滅んでも、そこで暮らしてきた人々の歴史まで消えることはない。

前期の公国人口は19,700人。今や王国が緑丘の土地を支配する。住民の安全、仕事、暮らしを守る責任も占領者にある。公国軍を破ったことによって、住民の対立感情まで消えたと考えるべきではない。

王国は第145期、黄砂同盟との開戦を控える。あと3期で新たな戦線を開く前に、緑丘の市場を再開させ、投降した2,000人を適切に扱う手だてを示す必要がある。王国の旗が掲げられた首都の坂道には、今も旧公国の住民の暮らしがある。

広告積まれた丸太

坂の材木

丘の木を、暮らしの道具に。

乾燥材・建築用材・小口販売。

緑丘の旧市

広告宿の玄関

谷の宿

坂を下りた人に、温かな寝床を。

一泊・朝の粥。

オリョルッルの門前

戦況アルガ・黒潮3

泰平軍、アルガ首都隣接の町占領
食料50,000トンを徴発

前期の兵站喪失に続く打撃 首都とヴァルセナはなお帝国領

泰平とアルガの戦場
泰平天国とアルガリスト帝国の交戦地域。町(46,40)は泰平領。首都アルガリストは帝国領。

泰平天国軍は第142期、アルガリスト帝国の町(46,40)を占領し、食料50,000トンを徴発した。町は首都アルガリスト(47,40)に隣接する。大都市ヴァルセナ(48,40)も引き続き帝国領にある。泰平軍は同じ期、(48,39)から撤退した。

今期の戦果は泰平軍5,700人、帝国軍1,600人。累計戦果はそれぞれ75,400人、22,100人。

今期の交戦(攻撃側戦果/反撃側戦果)
泰平山岳兵→帝国山岳兵1,600対300
泰平装甲兵→帝国山岳兵1,600対200
泰平山岳兵→帝国歩兵1,100対200
帝国歩兵→泰平山岳兵300対400
帝国山岳兵→泰平装甲兵600対1,000
合計泰平5,700人、帝国1,600人

50,000トンの徴発により泰平の食料は1,368,800トンとなった。帝国は食料1,320,500トンを保有するが、働き手が16,300人不足している。

兵站喪失に続き首都近郊が陥落

前期、帝国は兵站基地(47,39)を失い、予備兵1,000人が投降。首都区画の歩兵と第3軍砲兵も消滅した。翌第142期には首都に隣接する町(46,40)も奪われた。アルガリストまでわずか1区画となり、帝国軍は首都近郊の守りを一段と狭められた。

食料50,000トン徴発 占領地の蓄えも失う

町(46,40)の食料50,000トンは泰平軍に徴発された。帝国はこの期、首都近郊の領地と蓄えを同時に失い、働き手不足16,300人も抱える。

新宰相・星書廉が就任 「首都は渡さない」

帝国学院で星図を管理した学者 首都とヴァルセナの防衛誓う

書棚の前で書状を持つ星書廉
アルガリスト帝国宰相、星書廉。書棚の前で声明を読んだ。

アルガリスト帝国は第142期、帝国学院で長く星図を管理してきた星書廉を新宰相に任命した。帝国では学者と官僚の仕事が重なることも珍しくない。就任は、泰平軍が首都近郊の町を占領した期と重なった。

「我々は降伏しない」 泰平軍の進撃を非難

星書は声明で訴えた。「泰平軍は我が国の町を奪い、住民の蓄えにまで手を伸ばした。だが、首都アルガリストもヴァルセナも、なお我々の手にある。敵に奪われたものを忘れるつもりはない。今なすべきは首都を守り、侵攻を食い止めることだ。さらに進むなら首都の門前で迎え撃つ。帝国は降伏しない」

学者から宰相へ 敗戦続く帝国のかじ取り

帝国軍の兵力は25,100人、泰平軍は712,700人。守備部隊と兵站を失った帝国の防衛を、星書宰相は大きな兵力差の中で立て直さなければならない。

アルガリスト帝国
首都アルガリスト・帝国
町(46,40)泰平・食糧を徴発
人口75,700人
兵力25,100人
領地27区画
泰平天国
人口689,000人
兵力712,700人
領地207区画
国庫13,827億円
食料1,368,800トン

帝国の人口は75,700人、兵力25,100人、領地27区画、国庫16,736億円、食料1,320,500トン。泰平は人口689,000人、兵力712,700人、領地207区画、国庫13,827億円。

軍事・社会黒潮・火災4

黒潮首都に艦砲2発
住民700人死亡

カペレナと黒潮の戦場
カペレナ王国と黒潮自治国の交戦地域。首都(20,17)は黒潮領。防衛施設(20,16)は壊れた。

カペレナ王国の戦艦は黒潮自治国の首都(20,17)へ艦砲射撃を開始し、2発が命中した。住民300人、続いて400人が死亡し、計700人が犠牲となった。巡洋艦は別地点(21,17)への砲撃を開始。防衛施設(20,16)は累計3発の命中によって破壊された。

王国北方軍歩兵は首都区画の黒潮第6方面軍歩兵を攻撃し、同部隊を全滅させた。今期の戦果はカペレナ4,200人、黒潮1,300人。累計はカペレナ178,400人、黒潮121,100人となった。

首都に700人の犠牲 砲撃続く市街に不安

「港や兵站が撃たれていた頃は、町まで来るとは思わなかった。今度は首都の家々に砲弾が落ちた」と住民は話す。前期の輸送施設と兵站基地の喪失に続き、今期は首都で700人が死亡した。

防衛施設破壊 守備歩兵も全滅

首都区画の歩兵部隊を失い、防衛施設も破壊された。黒潮はなお首都を守るが、軍と住民への打撃が重なっている。

今期の交戦(攻撃側戦果/反撃側戦果)
王国山岳兵→黒潮山岳兵2,100対100
王国海兵→黒潮歩兵800対100
王国山岳兵→黒潮歩兵300対300
黒潮山岳兵→王国山岳兵200対900
黒潮歩兵→王国山岳兵600対100
合計カペレナ4,200人、黒潮1,300人

潮見議長「砲撃で国民を屈服させることはできぬ」

潮見玄吾議長は首都への砲撃を受け、カペレナを厳しく非難した。「我が国の首都に砲弾を撃ち込み、罪のない国民の命を奪った。これが王国の言う正義か。町を撃ち、港を奪い、なお降伏を迫るなら、答えは一つだ。黒潮は屈しない。国民が一人でも残る限り、自治国の旗を降ろさない。黒潮は不滅である」

前期にも潮見議長は徹底抗戦を表明し、和平交渉に先立つ攻撃停止を求めていた。カペレナはその要求も黙殺して、今期も首都に砲弾が落ちた。

蒼森から5,000人移住 黒潮は人口16,400人

蒼森辺境伯領から黒潮自治国へ5,000人が移住した。黒潮の人口は16,400人、兵力28,600人、領地18区画。首都に砲弾が落ちる中、新たな住民を迎えた。移住者の出発時の様子や家族の事情は10面に詳報。

黒潮、西部の森林を整備

西部(13,15)の森林を整え、木材400,000トンを国庫に収めた。

対人ミサイルは上空で爆発

黒潮は(21,16)へ対人ミサイルを放ったが、上空で爆発し、目標への攻撃は失敗した。

2か国で火災 死者38,300人

なのです5か所で23,600人、チェス3か所で14,700人

第142期、なのです主義人民共和国とチェス=シロバキア共和国で火災が相次ぎ、計38,300人が死亡した。なのですで23,600人、チェスで14,700人が犠牲となった。

なのです、5か所で23,600人

都市(14,63)で5,000人、都市(17,76)で5,900人、都市(14,74)で5,000人、現代都市の北ぷらずま(23,64)で4,200人、町(22,64)で3,500人。国内の人口は993,500人。第31軍海兵は、別に怪獣の被害を受けた。

チェス、3か所で14,700人

都市(66,72)で6,300人、都市(75,69)で5,500人、町(75,59)で2,900人。チェスは同じ期に究極繁栄賞を受賞。火災による死亡を反映した期末人口は1,005,100人となり、1,000,000人を突破した。

怪獣いのら、なのです海兵を3度襲撃 死傷15,000人

なのです第31軍海兵は(16,66)で怪獣いのらの攻撃を3回受け、各回5,000人、計15,000人が死傷した。部隊はなお存続する。中立の海(16,69)では怪獣クジラが衰弱した。

金野伯爵領、白波の露天鉱脈を占領

金野伯爵領は白波王国の露天鉱脈(62,16)を占領した。白波の首都は引き続き王国領にある。金野の人口は145,700人。詳報9面。

各国短信

中立の土地

カペレナは中立の山(22,12)、胡椒帝国は中立の山(52,41)、オラニウム連邦は中立の森(78,19)を占領した。あろあろ国は森と山をあわせて8か所、泰平は森3か所、なのですは山2か所を中立地から取った。チェスは中立の荒地(63,56)を取った。

鉱山の落盤

(16,79)は段階8から7へ下がり、たまり212を失った。(76,58)は段階10から9へ下がり、94を失った。(47,34)は段階4から3へ下がり、352を失った。

経済落札と相場5

銀嶺、売れ残りの石材を落札
前期と同値の82億円

オリョルッルは食料600を658億円で調達 青海も鉱石121を購入

第142期の交易市場では3件の売買が成立した。銀嶺侯国がスルガの石材13を82億円で落札。オリョルッル王国は食料600を658億円、青海共和国は鉱石121を539億円でそれぞれ落札した。

売り出しはなお17件が残る。成立した3件の落札額は合わせて1,279億円。

前期は買い手つかず スルガの石材、銀嶺が落札

第141期、スルガの石材13は呼び値82億円のまま売れ残った。第142期、銀嶺侯国が前期と同額で落札した。石材の市場相場も5.6で据え置かれている。前期から値を動かさずに今期は買い手がついた。

緑丘征服のオリョルッル、食料600を調達

緑丘公国を滅ぼしたオリョルッル王国は、同じ第142期に食料600を658億円で落札した。人口1,014,800人、兵力583,000人を抱え、第145期には黄砂同盟との開戦も控える。王国の食料備蓄は2,657,000トンで、今期の落札には658億円を投じた。

青海、鉱石121を539億円で落札

青海共和国は鉱石121を539億円で落札した。鉱石の市場相場は4.8で前期から変わっていない。鉱石は金属資源の生産や加工を支える品目の一つだ。

弾薬・工業品とも下落 弾薬は1.77ポイント安

弾薬相場は前期の91.05から89.28へ1.77ポイント下落。工業品は63.97から63.49へ0.48ポイント下げた。その他6品目は横ばいだった。

第141期から第142期への相場変動
弾薬91.05→89.28(−1.77)
工業品63.97→63.49(−0.48)
木材・鋼鉄3.2・12(変わらず)
石油・燃料7.2・6.8(変わらず)
石材・鉱石5.6・4.8(変わらず)
成立した売買
銀嶺・石材1382億円
オリョルッル・食料600658億円
青海・鉱石121539億円

貿易量、上位3か国そろって増加
カペレナは1,994増

貿易量首位はなのです主義人民共和国の18,206で前期から1,532増。2位のあろあろ国は13,541(1,113増)、3位のカペレナ王国は11,309(1,994増)となった。カペレナは黒潮との戦争を続けながらも貿易量を伸ばした。

貿易量の上位3か国
なのです16,674→18,206(+1,532)
あろあろ12,428→13,541(+1,113)
カペレナ9,315→11,309(+1,994)

緑丘消滅、航海距離の上位から姿消す

航海距離は青海共和国567で首位、黒潮自治国289で2位、白波王国43で3位。前期の3位だった緑丘公国は第142期に滅亡し、国家別の集計から姿を消した。国の消滅は、航海活動の統計にも変化をもたらした。

航海距離上位
青海共和国567
黒潮自治国289
白波王国43

経済短評 戦争の陰でも動く資源

緑丘公国が滅亡した第142期、交易市場では石材、食料、鉱石の売買が成立した。オリョルッル王国は緑丘を征服した同じ期に食料600を調達。人口1,000,000人を超える王国は大兵力を抱え、次の戦争も控えている。

前期に買い手のつかなかったスルガの石材は、価格を変えずに銀嶺侯国が落札した。弾薬と工業品の相場が下落する中でも、個別の売り出しでは呼び値を維持した取引が成立している。緑丘の名は今期の航海距離順位から消えた。その一方、交易市場には17件の売り出しが残っている。

天気空と海6

雪、2期連続で減少 67区画に
雨も19区画減の670区画

晴れ・曇りは増加 曇り4,493区画で最多

第142期の天気図
第142期の天気。曇りが最も広く、雪は67区画。

第142期の雪は67区画となり、前期の70区画から3区画減少した。晴れ2,870区画、曇り4,493区画、雨670区画、雷0区画。全世界の合計は8,100区画。

雪は第140期の129区画から第141期に70区画まで減り、今期も減少が続いた。2期で62区画減少したが、今期の減少幅は3区画と前期より小さい。雨は19区画減り、晴れは16区画増、曇りは6区画増だった。雷は前期に続き発生していない。

曇り4,493区画 世界の過半を占める

世界8,100区画のうち曇りは約55.5%、晴れは約35.4%、雨は約8.3%、雪は約0.8%。晴れと曇りを合わせると7,363区画、全体の約90.9%に達する。

世界の天候 前期比較
晴れ2,854→2,870(+16)
曇り4,487→4,493(+6)
雨689→670(−19)
雪70→67(−3)
雷0→0
合計8,100→8,100

世界の暖流・寒流
今期の海流分布を掲載

第142期の海流図
第142期の暖流・寒流の分布。

各海域の流れは図のとおり。航海距離の上位は青海、黒潮、白波で、5面に数字を置いた。

入門第32回7

軍事入門講座 第32回 軍艦の維持費と軍港の役割

軍艦は建造するときだけでなく、保有している間も資金、食料、燃料を消費する。軍港は修理と保有隻数を支える施設だ。今回は毎期の負担から修理、保有制限までを解説する。

軍艦は毎期、資金・食料・燃料を消費

軍艦は毎期、国庫から資金と食料、燃料を消費する。燃料は駆逐艦1、巡洋艦2、戦艦3、航空母艦5、潜水艦2で、単位は万キロリットル。例えば戦艦1隻と駆逐艦2隻なら毎期5万キロリットルが必要だ。資金と食料の必要額も艦種ごとに定められる。

燃料不足で軍艦が損傷 補給切れに注意

燃料が不足した軍艦は損傷を受け、損傷値が1増える。戦闘だけでなく補給不足でも艦は傷む。資金や食料が不足しても軍艦の経験値は減少しない。

軍港に隣接して修理 資金と食料は通常の10倍

損傷した軍艦は自国の軍港に隣接した場所で修理できる。損傷を1回復する際、その艦が毎期消費する資金と食料の10倍を一度に支払う。修理に備えた蓄えも必要になる。

軍港1か所につき5隻 国全体では40隻まで

軍港の建設費は500億円。軍艦は国全体で最大40隻、軍港1か所につき5隻までという制限がある。艦隊の規模を決める際は、建造費だけでなく軍港の整備と毎期の維持費を考えたい。

次回予告 第33回「民間の漁船」 民間の漁船の役割と運用を解説する。

軍艦が毎期に使う燃料
駆逐艦1
巡洋艦2
戦艦3
航空母艦5
潜水艦2

単位は万キロリットル。資金と食料は艦種ごとに国庫から払う。

CPU国家の防壁守備を改良 山岳兵が出撃に対応

CPU国家が防壁に配置した山岳兵は、次期に防壁へ届く敵がいない場合、1~2区画先にいる交戦相手へ出撃することがある。攻撃は勝算があると判断した場合に限り、占領後は防壁へ戻る。防壁で守備中は隣接する敵への積極攻撃より防御を優先する。

CPU国家、同盟国の被侵攻時に援軍派遣へ

CPU国家は同盟国が自ら始めた戦争には従来どおり追随しない。一方、開戦後に同盟国の土地や町が敵国に占領された場合や、敵軍が同盟国領内にいる場合は援軍を派遣する。停戦の打診だけでは派遣しない。攻勢への追随と、侵攻を受けた仲間への支援を区別する変更となった。

国翠湖自治州8

湖陽、桟橋に灯る漁師の明かり
人手不足でも続く湖の営み

漁網の修繕と魚の燻製が暮らしを支える 働き手5,700人不足

翠湖自治州の首都湖陽では、夕暮れとともに桟橋の灯がともる。漁を終えた舟が岸につながれ、漁師たちは網を繕い、獲れた魚を燻製にする。「翡翠色の湖のほとりの自治州」を自称する翠湖は、第142期現在、対外戦争には参加していない。人口65,300人の自治州では5,700人の働き手が不足している。

暮れゆく桟橋 漁師たちが網を繕う

桟橋で網を繕う人と、燻した魚
湖陽の桟橋。灯の下で網を繕い、魚を燻す。

夕方になると岸辺の杭に灯が一つずつともる。帰港した舟は岸につながれ、漁師たちは明かりの下で網の破れを直す。「網を直しておかないと次の日の漁に出られない。魚を捕るのと同じくらい大切な仕事ですよ」と女性は手を休めずに糸を結んでいた。

日暮れに舟をつなぐ湖陽 夜の漁には出ず

湖陽では日が暮れると舟を杭につなぎ、夜間には漁へ出ない。「夜は網を直し、魚を仕分けて翌日の支度をするんです」と漁師は話す。隣の現代都市、湖穂や翠澄でも湖畔の暮らしが続く。

働き手5,700人不足 漁業の現場にも影響

自治州全体では5,700人の働き手が不足している。桟橋でも漁網の修繕や荷運び、舟の係留を一人で兼ねることがある。「舟が足りないわけじゃない。網を直す人も荷を運ぶ人も足りない。漁から帰ってきてからが大変なんです」と親方は語る。

戦火から離れた自治州 人手の確保が課題

翠湖は兵力35,900人、領地13区画、国庫6,156億円、食料911,000トンを保有し、現在は対外戦争をしていない。網を繕い、荷を運び、舟をつなぐ人の不足が、湖陽の桟橋にも表れている。

翠湖自治州
首都湖陽
人口65,300人
兵力35,900人
領地13区画
国庫6,156億円
食料911,000トン
働き手の不足5,700人

湖穂の舟漕ぎ競技 若者が語る昔のレース

隣の現代都市・湖穂から湖陽へ働きに来た若者は、かつて舟漕ぎ競技に参加していた。「前は舟を漕ぐ競争に出ていたんです。今は網仕事が忙しくて、練習する暇もありません」と苦笑する。湖畔の舟は魚を捕るためだけのものではない。競技で腕を競った日々を懐かしみながら、若者は湖陽で働いている。

国際・文化金野伯爵領9

金野伯爵領、白波の露天鉱脈を占領

資源拠点(62,16)が金野領に 白波首都はなお王国支配下

金野伯爵領は第142期、白波王国が領有していた露天鉱脈(62,16)を占領した。鉱脈は金野の支配下に移り、両国の領有関係に変化が生じた。白波の首都は、引き続き王国の支配下にある。

金野は黄金色の麦畑が広がる伯爵領で、首都はシャンドール。人口145,700人、兵力20,000人、領地22区画を有する。今回、従来の領土に加えて新たな資源拠点を手中に収めた。

鉱物資源をめぐる領土拡大 採掘拠点を確保

露天鉱脈は資源を採掘する拠点だ。麦畑で知られる金野が今回手に入れたのは、農地ではなく鉱物資源を得るための土地である。金野の国庫は6,827億円、食料は757,100トン。占領地の具体的な採掘計画はまだ伝わっていない。

白波との関係に波紋 資源拠点の領有変わる

白波王国は首都を維持したが、露天鉱脈(62,16)の領有権は金野に移った。白波が奪われた鉱脈を取り返すか、金野がこの土地をどのように利用するかが、今後の焦点となる。

シャンドールで短編『割符の朝』を朗読

麦の束と木の割符をめぐる親子の物語 読書会で解釈分かれる

石臼の前で割符を見る粉屋と子ども
シャンドールの粉屋。石臼の前で親子が木の割符を数える。

金野伯爵領の首都シャンドールで、作者不詳の短編『割符の朝』が読書会の題材となった。物語の舞台は麦を挽く粉屋。父親は納められた麦の束を木の割符で数えていたが、ある朝、子どもが割符を数えると束の数が一つ足りない。父親は子どもを叱らず、石臼を止めて数え直した。足りない束は風車の陰に積まれたままだった。

数え違えた子どもが悪いのか。それとも見落とす場所に麦を置いた父親に責任があるのか。物語は結論を示さずに終わる。

「間違えたのは誰か」 読書会で議論

朗読の後、参加者の意見は分かれた。「子どもが割符を読み違えたのだから、子どもの間違いだ」という声に対し、「風車の陰に麦を積んだ父親の責任では」という意見も出た。

地元の粉屋の男性は「湿った麦はその日のうちには挽かない。割符が合っていても、石臼に入れられないものはある」と語った。父親が作業を止めて確かめた態度を評価する参加者もいた。

麦畑の国に根付く粉屋の文化

シャンドールでは麦の束を数え、乾燥の具合を確かめて石臼で挽く仕事が行われる。短編は、身近な粉屋の仕事と親子の行き違いを描いて読書会に議論を呼んだ。隣の現代都市ヴァルドールにも粉屋がある。

金野伯爵領
首都シャンドール
人口145,700人
兵力20,000人
領地22区画
国庫6,827億円
食料757,100トン
占領地点白波の露天鉱脈(62,16)
次回の文化欄

銀嶺侯国の暮らしと文化を紹介する。

地方・社会蒼森辺境伯領10

蒼森から黒潮へ5,000人移住
戦火の自治国へ向かう人々

首都ブロースコーグから新天地へ 木工の町に別れの朝

第142期、蒼森辺境伯領から黒潮自治国へ5,000人が移住した。深い青の森に囲まれた首都ブロースコーグでは、黒潮へ向かう人々を家族や知人が見送った。蒼森は対外戦争に参加していないが、移住先の黒潮ではカペレナ王国との戦争が続き、同じ期には首都への艦砲射撃で700人が死亡した。

家族を求めて戦地へ 危険を承知の旅立ち

森の道で荷物を渡す二人
ブロースコーグの森。黒潮へ向かう男性に家族が荷物を渡す。

「向こうには家族がいるんです。戦争が続いているのは知っています。それでも会いに行かなければならない」。ブロースコーグを発つ男性は移住を決めた理由を語った。男性は木工に関わる仕事をしてきたが、故郷に残る弟が引き継ぐという。

黒潮では首都の防衛施設が破壊され、守備歩兵も全滅した。この男性には黒潮で待つ家族がいる。5,000人の移住理由は一様ではないが、戦争の続く国へ出発する者もいた。

弟が継ぐ木工の仕事 仕上げ前の椀を残して

出発の日、木工職人の弟は兄に荷物を渡したが、作業台の木の椀は持たせなかった。「まだ木が十分に乾いていないんです。今持っていけば向こうで割れてしまう。仕上げてから送ります」。蒼森では森林の木材を使って椀や日用品を作る。兄が発った後も弟は仕事を続ける。「明日も椀を仕上げます」と弟は語った。

森の恵みを旅の荷に 乾燥茸を持たせる

旅立つ人々の荷には、乾燥させた茸も入れられた。「生の茸は長い旅には向きません。乾かしたものなら向こうでも食べられますから」と見送る女性は袋の口を結ぶ。森の食卓で親しまれてきた食べ物が、新天地へ向かう人の荷物にも加わった。

移住者を送り出した森の町 残る人々が仕事を継ぐ

5,000人が黒潮へ移った一方、ブロースコーグでは木工や森林に関わる仕事が続く。弟は作業台に戻り、兄に持たせなかった椀の仕上げを始めた。蒼森の期末人口は100,900人。移住者を送り出したブロースコーグには、削りかけの木の器と仕事が残った。

蒼森辺境伯領
首都ブロースコーグ
人口100,900人
兵力20,000人
領地16区画
国庫1,436億円
食料635,800トン
黒潮への移住5,000人
文化小欄 ブロースコーグの木工

蒼森の職人は森林から得られる木材で椀や皿を作る。木は形を整えた後、よく乾燥させて仕上げる。乾燥が足りなければ、使い始めてから反ったり割れたりする。「きれいに削るだけでは駄目です。使っているうちに割れる椀では仕事になりません」と木工職人は話した。